2016年 03月 11日
伯父さん。
伯父がなくなりました。
豪快で、毒舌で、集まると大きな声で親戚中をからかって、80をすぎてもジムに通っていた伯父です。89歳でした。
途中病気を患ったのですが、復活して、デイサービスをエンジョイしていると、たまに会う伯母やいとこから聞いていたので、伯父さんは絶対長生きだろうな〜と、勝手に安心していました。
最後に話したのは電話です。突然かけてきて、
「みほちゃん早く遊びに来いよ。早く来ないとおじさん死んじゃうよ?」
などというのです。いうのですが、
「おじさん毎日ジムいってんだ」
などと自慢ばなしもするので、
「わかった、いくね!」
くらいで電話を切ってしまったのでした。
いとこに話すと、やーだみほちゃんにも?みんなに言ってるのよ、全然気にしなくていいよ、とのこと。
実際、病気を長引かせてこうなってしまったわけではなく、直前まで全然元気だったからと、伯母たちも突然の展開にとても驚いたようでした。
伯父は、元国鉄の職員でした!
電車好きのうちの弟は、それはそれは可愛がられ、一般人はまず手にすることなどできない、「いけぶくろ」と書かれたホームの鉄製の看板をもらったり、改札の切符きりのハサミを譲り受けたりしていました。
伯父さんの子供、つまりわたしのいとこは、音大の美女2人で自慢の娘でしたが、女の子だし、特別電車好きというわけではなかった(と記憶している)ので、妹夫婦の息子がテツ男とわかり、嬉しかったのではと思います。
伯父の棺を見送るときに、そんな小さな思い出がどんどんよみがえって、たまらなくさみしくなりました。もう会って話せないことがまだ消化できないまま物事はどんどん進んでいきます。
式には、伯父の鉄道コレクションや、アルバムの一部が展示されました。
お葬式は悲しい時間です。でも親戚みなで集まって、思い出話をするとほっとします。
と、いうわけで今週はお休みをいただいていましたが、今日は3月11日ですね。
今から復興祈願祭にいってきます!
by iiyo-ok
| 2016-03-11 12:35
| みほこライフ