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今日これを読むんだ!と思うだけで。

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この本は
「今日これを読むんだ」
と思うだけで幸せになる本の中の一冊です。
そうなる条件は、
装丁がきれいで、
文章がわかりやすいこと。

わたしにとって本はこれが命で、
たとえば、Amazonのレビューをみて
読みたいなーと思う本があって
本屋さんにいっても、
装丁に違和感を覚えて買わない
ということはしょっちゅうだし、
文章がわかりにくい、の方は
気づいた途端閉じて、棚に即戻しです。

この本は何ヶ月も見るだけはみてたんですが、
まず装丁が好きでした。
白と黒のバランス。
高級感あるフォント。
暖かな紙質。
完璧な厚み。

文章のうまさにいたっては、
わたしは、楠木建さんの、
そこにひかれてる。
自分が思いが溢れるタチだからか
理路整然と語れる人に弱いんだろうな。

初めて楠木さんの著書に出会ったとき、
「専門用語をバシバシ使ってるのに意味わかる」
というのが衝撃で、
高校の地学の授業を思い出しました。

大学講義並みに難解な(教科書使わずな)
授業をする広瀬先生。
にこりともしなければ、
面白い雑談の一つもしてくれないのに、
その難解さが魅力。
引き込まれる授業。

わからない言葉の意味が、
前後の流れで推測できるならそれは、
本当にうまい授業であり、
文章ではないかと思います。

私は文章書きではないけれど、
その点、まだまだ。
書くのが好きで、
仕事でその機会も意外と多いのに
このブログもそうなんだけど、
翌日読むと、わかりやすくない。
わかりすい文章をかくというのは
一流の文章を書くということだと思う。

ちなみに、私にとっての
一流文筆家はこの方の他に、
小川洋子さん、外山滋比古さんなど。

読みたい人、読みたい本は、
まだまだたくさんあります。
by iiyo-ok | 2014-12-13 15:40