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笑顔の実験。

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「最近、母が沈みがちなんですよ」
クラスに着くなり、
そう話された方がいました。

夏に倒れて以来、回復はしているものの、
体力も気持ちも弱ってしまった。
老いることは罪ではないと伝えたいが、
完璧主義の母に、かけるべき言葉がわからない。
「無理して元気に見せてたらつかれちゃって」
いつもは元気印のその方も、
この日ばかりは肩を落としていました。

親の元気。
私も、父のぎっくり腰でそのありがたさを痛感したものの、
介護の経験もなく、
何か言えるはずもありません。

ただ、その方の笑顔は太陽のようで、
その方が笑っているほうが、
お母様も早く元気がでるだろうと思いました。

こうしてヨガに来てくださってよかった。
おいしいものを食べて楽しいことをして過ごして欲しいと思いました。


昔、実験をしたのですが、
笑顔はあくびみたいにうつります。
友人が、
「そういう歌があるんだよ、いいなあと感動しちゃったよ」
というので、本当かな?やってみようか!となったのです。

結果はすぐにでました。
笑顔はうつる。
それはまさにあくびのように、
そうしようと思わなくとも、
自然にからだが反応しました。
それだけではなく、
笑顔をうつされた後は、
お腹の底からワクワクしてくるのです。
別に何があったでもなく、
ただ笑っていることが嬉しくて。
嬉しいからまた笑って、
笑うからまた嬉しいような感じでした。

お箸を横にして口にくわえると
脳は笑っていると勘違いするそうですがまさにその通り。
うつされた笑いは、しばらく
体の中や外を行き来して
次第に気分も良くなってくる

笑顔とはこだましあう性質のものなのです。


ちなみに実験は、コント仕立てで行いました。
たとえば
「通勤電車で向かいの席の人に笑いかけてみる編」

ゴトンゴトン ゴトンゴトン
(いつもの車内。携帯をいじっている。)
バタン!
(急停車で顔を上げ、向かいの人と目が合う)
ニコ。
(わらいかけてみる)


つられて笑うかは本番まかせでしたが
かならず笑うことになりました。

これはいい!
飲み会芸にしよう!広めよう!と
シチュエーション変えて
いくつも練習をしました。

笑顔はうつる。
いいなあと思いました、改めて。
by iiyo-ok | 2014-09-19 22:32 | みほこライフ