2010年 03月 26日
気持ちがのんびりした先。
まだ霜がおりてたころの、桑原農園です。
このあいだ、陶器のお皿をつくったときに、
たからの庭で、これを摘んで、押しつけました。
かわいいから、何度も目につく。
かわいいなぁ。。
今、のんびりです。
やることは、いつもより多いけど、
忙しがらないで、のんびりしています。
ドアを、静かに閉めたり、タオルをきれいにたたんだり、
傾いている洗濯かごを、まっすぐにしたりする。
「もっと大事に扱いなさいよ!!」←父
と、言われても、言われても、治らなかった荒々しい所作に、
いきなり変化がでて、自分でびっくりしました。
気持ちがのんびりした先に、いろいろなことが起きます。
「最近、玄関で脱ぐ靴にも、命があるなぁと思っちゃうんだよなぁ」
この間、Y君が急にいいました。
Y君は、元祖のんびり。
何かが目についたら、足を止めて見るし、
歩きながら話しかけたら、こちらを向いて答える。
靴は、実際に聴こえるわけじゃないけど声が伝わってきて、
つい揃えてしまうんだと、いっていました。
まぁねえ、と軽く聞き流してきたそういう話が、
初めてストンと入ってきた。
物にも命があるって、心から思いました。
このあいだ、Y君に、
やつあたりをしてしまいました。
焦りや不安を、自分のかわりに解消してもらおうとして。
長年のつきあいに、甘えがでて。
Y君は、びっくりして、言葉がでてきませんでした。
翌日、駅まで歩きながら、あ~あ。
すっごく急いでバタバタ走っても、
縮められる時間って、どれくらいだろう?
静かに歩いたら、1秒遅れたかもしれないけれど、いいよねえ。
床にも、命があって、喜んでるかもしれない。
自分にのんびりしたら、
物にものんびり、
出来事にものんびり。
どうにかなるのだ。
by iiyo-ok
| 2010-03-26 12:15
| みほこライフ