「あなたをずっとずっとあいしてる」

文字を目で追うだけで、涙がでそうになりませんか?
絵本のタイトルです。
作者は、宮西達也さん。
エサとするべき、天敵の恐竜に育てられた、ティラノザウルスの話です。
透明で薄いガラスみたいに、今にもこわれそうな幸せと、
永遠に引き返すことのできない、せつない別れがでてきます。
タイトルの言葉は、お話の中の、お母さんのセリフです。

私は、なぜだかこのタイトルを、
耳で聴いただけで、ぐっときてしまいました。
耳で聴いたのは、朗読してもらったから。
本を読んでもらうなんて、何年ぶりだっただろうなぁ。

読み手は、伊藤賢一郎さん。
この方の声が、まさに透明で薄いガラスみたいでした。
呼んでもらったのは、夜の砂浜。
廃油のキャンドルのもと、子供たちがぴたり、伊藤さんにくっついて離れません。
ワクワクしてるんだろうなぁ。
安心な気持ちなんだろうなぁ。。。

私も本を読んでもらうのが大好きな子供でした。
小学校を卒業するまで、
ふとんの中で、母に絵本を読んでもらうのが日課で、
弟も私も、それが最高の楽しみ!

ただし、我が家は、土曜のドリフ以外は8時半のおやすみなさいがきまり。
絵本は、8時15分までに布団に入る支度ができなかったらナシになるため、
当時、夕飯の食器を拭く係だった私は、
時計を横目にモーレツ急いで、面倒な手伝いをやっつけたものです。
速いわねえ・・(呆)と、しごとが雑な私を心配する母。

母は当時、「かたりべ」という活動をしていました。
本を読むのは、きっと上手だったと思います。
「かたりべ」は、絵本を暗記していって、
子供たちの顔をみながら語り聞かせるスタイルの朗読。
珍しいので、NHKにでたこともありました。

母が、かたりべや、おはなし会や、キャラバン(本がいっぱいのバス)や、
文庫(町の図書館)のことをしていることが、
わたしはちょっと自慢で、
クラスの友達をつれていって、小さい子の誘導を手伝ったりしました。

この日、朗読会のおかげで、
当時のことを、あれこれ思い出しました。
今思うと、母はどうしてあんなに本が好きだったんだろうなぁ。
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by iiyo-ok | 2010-08-14 21:14 | みほこライフ